日本共産党福岡県最賃1500円推進責任者

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街頭演説 【文字起こし全文】

皆さん、この参議院選挙は昨年の総選挙に続いて、参議院でも自民党、公明党、与党を少数に追い込む過半数割れに追い込んで、自民党政治に変わる新しい政治をみんなの力で切り開いていく。そういう選挙にしていこうではありませんか。
そのためにも どうか日本共産党を今度こそ躍進させてください。全国比例で5議席へと躍進させていただきまして選挙区でも議席を増やしていく。ここ福岡選挙区でも風穴を開けていくそのために私、山口ゆうと先頭に立って全力で頑張ります。
どうかよろしくお願いいたします。

物価高騰から暮らしを守る  消費税5%への減税を

多くの人たちの生活が苦しい厳しい状況となっています。私もたくさんの声を聞いてきました。
「食事の回数を減らしている」「食パン一切れ、カップ麺1個」「弁当は全部食べずに明日の分に半分取っておく」「お風呂の入る回数も減らすトイレに行くことも我慢している」。こんなに暑くなってきたのに「エアコンをつけるのさえも躊躇してしまう」。
この物価高騰は私たちの暮らし、そして命をも削っているんです。ここまで厳しい苦しい状況に置かれている。そういう生活を、国民生活を守っていく。そして、さらによりよくしていかなければならない。そのために政治が果たすべき仕事、役割は何か。

みなさん多くの方々が求めている消費税の減税、5%への一律減税。これ何としても実現させたいと思うんです。
食料品だけとか限定しないで一律にすべてのものやサービスにかかる消費税を5%に減税すれば年間12万円の減税効果となります。
自民党が言っている1回こっきりの2万円の給付金よりもよっぽどこちらの方がいいではありませんか。2万円の給付金は焼け石に水だと、もう多くの方々が思っておられます。
ですからみなさん。給付金よりも減税、5%への減税でインボイスも廃止する。どうか、この日本共産党の提案を実現をさせてください。

財源は十分にあります。大企業や大金持ちからちゃんと能力に応じて、ふさわしく税金取ればいいんです。
今まで税金を減税、優遇し続けてきた。年間11兆円もいま大企業に減税してあげてるんですね。ここを正せば庶民に、所得の低い、収入の少ないそういう人ほど重くのしかかっている消費税を減税することはできます。
税金はお金を持っているところから、たくさん利益を上げているところからちゃんとふさわしく取れの声をどうかみなさん、ご一緒にあげていこうじゃありませんか。よろしくお願いいたします。

大幅賃上げ、最賃1500円を今すぐ  中小企業支援を

減税と一緒に訴えたいのが大幅な賃上げです。
最低賃金の引き上げ、時給1500円、今すぐにと訴えていきたいと思います。
30年間賃金が上がらない、そういう状況が続いています。物価高騰に見合わない。実質賃金はずっとマイナスなんですよね。働いても働いても賃金が上がらない。ダブルワーク、トリプルワーク、時給が上がる深夜にしか働かざるを得ない。そうやって特に若い人たちが身も心もボロボロになりながら、自分の好きなことに使える時間がないと苦しんでいます。
日本共産党、山口ゆうとは最低賃金を時給1500円に引き上げて月額手取りで7万円、年間90万円増やしていく。このことを訴えていきたいと思います。

そのためには中小企業のみなさんへの直接支援が欠かせません。中小で働く人たち、非正規の人たちも含めて賃金が上げられるように大企業の内部留保に課税をして5年間で10兆円の財源を作って、中小企業への直接支援、社会保険料の事業主負担の軽減や、賃上げのために使う賃上げ助成制度など、これを思い切って強化して国の責任で賃金が上げられる環境を作っていきたいと思います。
どうか日本共産党へみなさんのご支持ご支援をお寄せください。よろしくお願いいたします。

社会保障の充実を

みなさん。私はこの選挙で社会保障の充実を堂々と訴えていきたいと思うんです。
今もう「社会保障は削減、抑制しないとこれからの高齢化社会たちうちできないんだ」というふうな論調が多くの他の政党などから出ていますよね。「高齢者の人たちにももっと負担をしてもらわないと現役世代が大変なんだ」「現役世代の負担の軽減のために医療費の削減、社会保障の削減」。自民、公明、維新、国民民主 言っていますよ。みなさん、本当にそれでいいんでしょうか。
若い現役世代のみなさんから私たくさんお話聞いたんですが、20代の青年から 「いま問題になっているOTC類似薬の保険適用外し、これが本当に不安です」という声いただきました。アトピーとか喘息を持っていて常時薬を飲まないといけないそうなんですね。それが今は保険適用で大体数千円程度の負担だけれども これ外されたら、本当に負担がべらぼうに上がってしまうともうこれでは薬の量を減らす。病院に行く回数減らす、そうせざるをえないというふうにおっしゃっておられました。
現役世代の負担を減らす、軽減するなどと言いながら20代、30代、現役世代がやはり「困った」「不安だ」と、「税金の使い方が違うんじゃないか」と、そういう声あげているんですよ。
みなさん。誰もが病気になります。怪我をします。交通事故などにあって障害を持つことだってあるかもしれない。そういう時に安心してお金の心配なく病院にかかれる、薬をもらえる、そういう社会こそ全世代が求めているのではないでしょうか。
全世代が求める社会保障の充実。これこそみなさん、堂々と訴えていこうじゃありませんか。

アメリカいいなりの大軍拡に反対

社会保障の予算を削減しないといけない、というような大きな理由は自民党、公明党が進める大軍拡ですよ。その大軍拡に維新も国民民主も賛同しているわけですよ。
大軍拡のために軍事費は過去最大の8兆7000億円まで膨れ上がっております。これからどんどん増やして2027年度には10兆円を超える。今アメリカからGDP比3.5%、20兆円以上にせよと要求されている。これを唯々諾々と受け入れて軍事費どんどん増やしていいのかと。こうやって、アメリカ言いなりの政治をやっているから、社会保障や福祉を削減しないといけないという、そういうことにつながっているんじゃないでしょうか。

みなさん。アメリカいいなりでいいのか。
この問いかけが多くの方々のところで生まれております。横暴勝手なトランプ大統領に突き従う政治でいいのか。抗議や批判の一つすらできない、そういう政治でいいのかということが問われています。
軍事費に削って社会保障や福祉に回せ、教育や子育て支援に回せ、堂々と訴えてまいりたいと思います。

人権と尊厳が大切にされる社会を

そして「日本人ファースト」などと言って「外国人が優遇されている」「外国人のおかげで私たち日本人が損をしている」。またあるいは、税金でお世話してもらっている人、税金を納めて支えている人、そういうふうな対立構図を煽っている政治家、政党があります。
私は本当に、そういう議論は絶対許せないと思うんです。
障害者支援施設で働いてきました。障害がある人はお世話される人、障害がない人はそれを支えるお世話する人、そういうことではないんですよ。1人1人の人間ですよ。1人1人の人間がこの国で生きる権利があるんです。
それを支えるのが国であり政治ではないでしょうか。
世代間の対立や分断を煽るのではなくて、連帯の力でこの国をもっとよりよくしていこうじゃありませんか。私たちの暮らしをより良くしていこうじゃありませんか。未来に希望が持てるようにしようではありませんか。

1人1人の個人の人権と尊厳が本当に大切にされる社会を作るために全力で頑張ります。
どうか皆さんの大切な大切な一票を、選挙区は山口ゆうと、比例代表は日本共産党と書いてご投票ください。周りの方々にどうか広げに広げてください。心からお願いを申し上げます。
ありがとうございました。

(2025年7月3日、第一声)